平成30年 勤労青少年協会 海外視察 「ニューヨークが教えてくれること」に参加して


齋藤久代

2018年7月28日 (土)~8月3日 (金) のニューヨーク視察に参加させていただきました。協会の原哲明理事長、 原秀子常務理事、 高野京子先生に心から感謝申し上げます。今回のテーマ「ニューヨークが教えてくれること」に沿って視察を振り返ります。


羽田空港ではじめて今回のメンバーと顔合わせ、各地から、 そして職業も皆様々です。5日間を通してそれぞれの職業のことを直接伺い、意見交換ができるのもこの研修の魅力です。13時間のフライトを終えJFK空港に到着。ブルックリンやマンハッタンを見学後、 ロックフェラーセンターの展望台から夕日が沈み、すばらしい夜景となるまでを360度で世界各国からの観光客の皆さんと楽しみました。


2日目のメトロポリタン美術館ではかつて美術の教科書でみた絵画を目の前にして感動。また、美術館の建物そのものの魅力、 展示方法なども勉強になりました。午後は、ニューヨーク在住の3人の米国人と英語と日本語交じりの会話を楽しみながらセントラルパーク等を散策。この研修の特徴の一つは、よく歩くことです。 以降一日2万歩を超え、 ニューヨークを体感します。


3日目はフェリーに乗って自由の女神を見学、エリス島では移民の歴史を実際に使用された移民局の建物の中の展示等で学びます。午後は 9.11メモリアルで亡くなられた方にご冥福を祈り、 平和の尊さを心に刻みました。


4日目は国連本部ツアーに参加。Peacekeepingという概念と国連が掲げる17の具体的目標についての理解を深めました。ニューヨーク日本国総領事館や商社のニューヨーク支店訪問も充実した学習の機会でした。夜はブロードウェイで「アナと雪の女王」を鑑賞。感激!すっぽりその世界に入り込んだ2時間半でした。

最終日は、 グランド・セントラル駅からウエストポートに約1時間の列車での移動。ホスト宅に家庭訪問をさせていただき、 コミュニティーとの関わり方や地域貢献について多くのことを学びました。日程に合わせて、ニューヨークで長年生活している日本人の方々にここでの生活を直接伺う機会も随所にあり、 また、 ニューヨークの様々な食事 (和食のお店にも行きました)も魅力的でした。

今、帰国日の朝、 なごり惜しい気持ちとともに、多くのことを教えてくれたニューヨーク視察を振り返りました。ありがとうございました。

平成30年度海外視察 (ニューヨーク研修)を終えて

瀬川 康弘

2018年7月28日 (土) ~ 8月3日 (金) のニューヨーク視察研修に参加させていただきました。原哲明理事長、原秀子常務理事には大変貴重な機会をいただき、心より御礼申し上げます。参加者のリクエストにも応えていただきながら、労を惜しまず現地をご案内いただきました高野京子様にも心から感謝申し上げます。


本視察に当たって、 個人的な目的としてはニューヨークが発信する最先端の「街づくり・エンターテイメント・食のトレンドを体感する」ことでした。 大変充実したプログラムで、 当初の目的以上のものを持ち帰ることができました。


街づくりについては、 非常にダイナミック。 5日間、 オフィス街・歓楽街・公園・観光地等様々な場所を、実際に歩いたり、 地下鉄に乗ったり、バスに乗ったりして、街の人の目線で体感しました。
チャーターバスやタクシー等で回るのではなく、「実際に歩く」ということを重視した点も、本研修を充実させたポイントだったと思います。 街づくりにおけるスピード感、 徹底したコンセプトの追求、自然との共生、暮らす人や訪れる人を楽しませようとする遊び心やホスピタリティも感じられ、自身の仕事にも大いに活かせるものを学び得ることができました。


エンターテイメントについては、ブロードウェイで観劇した 「Frozen〜 アナと雪の女王~」が圧巻。 最新のプロジェクションマッピングなどの技術も取り入れながら、 観客を魅了する要素が随所に施されていました。 建造物やその洗練された内容からも、携わってきた人々の歴史と誇りを感じ、また訪れたくなる、また観たくなる、そんな仕掛けを街ぐるみで取り組んでいるように感じました。食のトレンドについては、ニューヨークでは物凄いスピードで健康志向が進んでいることを実感しました。有機・無農薬といった食材を使っている店がほとんどで、そうでない店はニーズがなく、淘汰されていくとのこと。「食と健康」に対する意識の高さに驚き、この分野では日本は圧倒的に遅れていると実感しました。


物価はその分高いですが、せめて消費者が正しい情報を得られるように、食材についても消費者にもっと選択肢が与えられ、 努力をした生産者は適正な対価が得られるように、日本でも、地方でもそのような機会をさらに創出していきたいと感じました。


最後に、印象的だった方との出逢いもありました。1日、ホストファミリーとして迎え入れて頂いたご夫婦は、仕事を通じて得られた収入を地域や子供たちの教育のために寄付しまた自身が積み上げてきた経験やノウハウ、人脈等を、ワークショップや体験農園等を通じて、積極的に地域社会に還元する取り組みをされていました。物事の捉え方・考え方、 人生観そのものに強い刺激を受けましたが、この感覚を大切にし、仲間後輩などにも共有できればと思います。貴重な経験を有難うございました。

今回、初めてのアメリカ訪問でした、、、、、、

奥濱 詩織

今回、初めてのアメリカ訪問でした。銃社会であること、スリが多いことなどマイナスイメージが先行し、緊張感をもって研修に臨みました。しかし、実際に訪問してみると、イメージが大きく変わりました。人々はとてもフレンドリーであり、ポジティブ思考の方が多く、人生を楽しんでいる、そんな印象を受けました。


メトロポリタン美術館では、絵画に疎い私でも知っている美術品が沢山展示されていました。その美術館に日本のセクションもあり、日本人である事を誇りに思いました。地元の方と話す機会もあり、日本に興味を持って勉強していると聞きました。とても身近に感じました。


リバティ島では、自由の女神を間近で見ることができ、感動しました。地元の方は意外にも行った事がないと言っていたのが印象的でした。 エリス島では、 移民の歴史を勉強しました。人種差別が根底にあり、人種により入港場所も異なっていたこと、人として扱われない人種があったことなどを聞くと、 とても悲しかったです。日本からの移民も大変な思いをしたのだなと、 その当時の方々の気持ちを考えるととても感慨深いものがありました。19.11 メモリアルでは、その場で写真を撮る事や、仲間と会話をすることさえ不謹慎ではないかと感じました。何の罪もない方々が命を奪われ、その関係者の方も未だに苦しい思いをしているという話を聞き、 胸が苦しくなりました。


国連本部では、平和について学ぶことが出来ました。小さい事でも、何か自分に出来ることがあるのではないかと思いました。日本領事館では、日米の現状について学ぶことが出来ました。経済の話についていけなかった為、きちんと学ばなければいけないと思いました。セキュリティーが厳重で驚きました。会社見学では、こんな素敵な場所で働きたいと思いました。労働環境で効率が変わるのだろうなと思いました。日本人スタッフが意外にも少ないことに驚きました。世界を股に掛けて仕事をしているのが格好いいなと思いました。ブロードウェイは、公演後の舞台も見る事が出来て、 本当に素敵な時間を過ごすことが出来ました。ホスト宅を訪問し、福祉精神に感動しました。実際に自分が普段社会に対してしていることは何もなく、頭が下がる思いでした。自分の収入の中で、自分に見合った活動をしていく事が大切だと思いました。


今回の滞在で、ニューヨークを肌で感じ、多くの事を学べました。アメリカは多民族国家であり、様々な人種・宗教の方が共存してします。お互いがお互いを知ろうとする事がとても大切であると感じました。ボランティア精神も見習わなくてはいけない、小さな事からでも良いので始めていきたいと思いました。国際社会であり、英語は必須であることを痛感した為、今後更に学習しなければいけないと思いました。今回の経験を、今後の仕事や人生に活かしてきたいと思います。今回の機会を与えて下さった勤労青少年協会の皆様に感謝申し上げます。

ニューヨーク研修を終えて

長手 遥香

2018年7月28日~8月3日のニューヨーク視察研修に参加させていただきました。原哲明理事長、原秀子常務理事には、大変貴重な体験をいただき、心より感謝申し上げます。現地でのアシスト、現地の方との交流の機会を与えてくださった高野京子さんにも感謝申し上げます。

まず、ニューヨークに着いてすぐブルックリンやトップオブザロックに行き、映画で何度も見ていた場所や光景を実際に見て歩くことでニューヨークにきたことを実感しとても感動しました。世界の経済や文化の中心と言われているニューヨークを直接見て感じることで、 ダイナミックな街並みに圧倒され、 またこの研修が充実した日になることを確信しました。メトロポリタン美術館や自由の女神はもちろんニューヨークの定番箇所に加え、実際にニューヨークに住んでいる方や領事館や企業に訪れ話を聞くことで、 観光するだけでは知ることのできない話を沢山聞くことができ、 現状を知ることができました。
日本にはない、自由な思考を実際に表現しながら生活している彼らの生活スタイルやNYならではの生活の苦労など様々なことを聞き、 現状を知りました。


刺激的な5日間の中で、 1番感銘を受けたのは、 最終日にお会いしたホストファミリーのお2人でした。
気さくな方ですぐに私たちを受け入れてくださり、 今取り組まれている活動についてお話ししてくださりました。


地域のために、子供たちのために自らの資金を使い地域に還元している姿を見て、地域に対する強い気持ちと卓越した実行力を感じました。エネルギーに溢れたお2人と出会えて、目標にすべき方がまた増えたような気がしました。


5日間毎日がワクワクとドキドキの連続でとても刺激的な日々を過ごすことができました。今回感じ学んだことを忘れず、アメリカ特有の自由で型にはまらない思考を参考にしながら、 今後の生活に生かしていきたいと思います。このような機会をいただき本当にありがとうございました。

平成30年度ニューヨーク研修を終えて

永田 雄暉

今回私は勤労青少年協会が主催されたニューヨーク研修に参加させていただきました。副題である「ニューヨークが教えてくれること」のとおり、今回の研修で非常に多くの刺激を受けました。人から聞く事と実際現地で体験する事とは全く感想が違うのだと改めて実感しています。研修に参加する前の私は、ニューヨークと聞いて思い浮かべるのは自由の女神像などのランドマークやタイムズスクエアの人通りの多さ、 マンハッタンの高層ビル群など世界有数の大都市というイメージでした。


初日のロックフェラーセンターから見るニューヨークの夜景はとても煌びやかなもので、そこから見る洗練された街並みにも感銘を受けました。一方で、セントラルパークに代表される公園が市内に点在しており、どこにいても緑があることも印象に残りました。公園の木々も大きく、道を歩くときは木陰が強い日差しを和らげており、 非常に快適で、大都市の「賑やかさ」とは全く違う、 「静けさ」という魅力がありました。


また、 「静けさ」という意味では9.11メモリアルパークも印象的でした。 2001年に崩壊したビルの跡地とその周辺は現在、木々と大きなプールに囲まれた静かで厳粛な場所となっており、亡くなられた方々への哀悼とご冥福、そしてこの悲劇を忘れないという思いを非常に強くなって感じました。


「賑やかさ」と「静けさ」。この2つがニューヨークという同じ都市にあった事実に感銘を受けました。
また、今回の研修では様々な人と接する機会がありました。現地に住む若者達と話をしながら街中を散策し、別の日にはホストファミリーである御夫婦の自宅を訪問し、地域でのボランティア活動や地域貢献についてのお話を伺いました。御夫婦は子供たちへと教育への寄付や地域貢献に精力的に活動されており、昔からある建物や自然などを保全し、子供たちに伝えたいという考えもお持ちのようでした。
また、若者達との話の中で、 ニューヨークは今もなお再開発を進めていると聞きました。世界有数の大都市に発展してもなお、より良い街づくりを実施する姿勢が、人を集めるのだろうと思います。そして、昔から今に至るまで、多くの人が集まるニューヨークでは、ブロードウェイをはじめ、トップクラスのエンターテイメントが体験できる場でもあります。


私はブロードウェイの公演どころか舞台を見る事すら初めての事だったので、とても楽しみでした。
観賞したのは 「Frozen (アナと雪の女王)」 映画の広い世界を1つの舞台の上でどう表現するのかと思いましたが、終わってみれば立ち上がって拍手を送る観客の1人になっていました。映画のスケールの大きさを表現する舞台と世界観に引き込む出演者の演技に魅了されまた、非常に楽しい時間でした。


今回、私はニューヨークという都市を見物し、現地を景色や食事を堪能し、現地の人と交流を深めて多種多様な刺激を受けました。慣れ親しんだ日本と比べて戸惑った点も勿論あります。 しかし、 それすら貴重な体験として前向きに納得できるほど、今回の研修で得た体験は有意義で、忘れ難いものばかりです。今回の体験を今後の仕事や生活に活かしていきたいと考えています。

原哲明理事長、原秀子常務理事、 そして現地での通訳その他全般のアシストと現地の人々と交流する機会を作っていただいた高野京子様のご尽力のおかげで、 私は今回の素晴らしい体験を得ることができました。大変貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。