柳澤 直輝

ニューヨーク視察に参加して

 この度、一般財団法人 勤労青少年協会主催の海外派遣事業「ニューヨーク視察」に参加させて頂きました。2026年8月1日(土)~8月7日(金)の1週間のニューヨーク現地視察は、毎日のプログラムが非常に濃い内容であり、私の人生の中で1つの大きな経験となりました。その中でも、特に記憶に残った訪問先を2つご紹介します。

 1つ目は、伊藤忠インターナショナル会社への訪問です。実際に現地で働かれてる方々のお話を伺った中で、国や州での法律や文化の違いが、日本人の現地での生活やビジネスに与える影響の大きさを感じました。大統領や経済情勢等、変化の早い国だからこそ、その都度適応したビジネスを構築する大変さも知る事が出来ました。また、アメリカン・ドリームという言葉があるようにビジネス規模の大きさには驚きを隠せませんでした。

 2つ目は、ブロードウェイの「アラジン」ミュージカル鑑賞です。私が個人的に音楽が好きという事もあり、今回参加するにあたり楽しみにしていたプログラムの1つでした。キャストの方々の圧巻の歌唱力やダンスに加え、アドリブのパフォーマンスやアメリカンジョークには、未熟な英語力の私でもとても楽しめる舞台でした。日本とは異なり上演中でも観客の歓声や拍手が飛び交っている事が印象的でした。舞台裏の小道具や舞台仕掛けも拝見させて頂き、貴重な経験となりました。

 また、今回の現地での生活の中では「英会話」、「文化」という2つの視点で多くの気づきや学びを得る事が出来ました。

 私は参加者の皆さんの中で英語が得意な方ではありませんでしたが、自分なりに知っている単語を聞き取り、話す事で、想像していたよりもコミュニケーションを取る事が出来ると感じました。レストランの朝食では毎日の似たような会話の中から段々と英会話が出来るようになったと実感しています。現地ならではの経験として、電車のチケットの購入時には「to Westport」と発音したところ、toとtwoの発音が同じ事から「two Westport」と伝わってしまい2枚のチケットを購入してしまうという事があり、日本人特有の丁寧に言い過ぎる事がかえって間違って伝わってしまう事も体感しました。発音については、学生時代に英語学習が好きであった事や少し洋楽に触れていた事もあり、褒めて頂ける機会があり嬉しかったです。

 異文化という点では、マンハッタンは碁盤の目になっており、東西道路をSt(Street)、南北道路をAve(Avenue)としている事から交点でタクシーの目的地をお願いできるという事が面白いと感じました。また、ほとんどの一方通行のStは奇数が西向き、偶数が東向きという道路の仕組みは、誰でも理解しやすく、交通整理でもメリットが大きいと感じました。地下鉄では、車両の揺れが激しい事、構内でストリートミュージシャンが歌っている事等、ニューヨークを感じさせる場面が多々ありました。

 現在、私は自動車部品を製造するグローバル企業に勤めており、将来的には海外拠点での短期支援や赴任も視野に入れています。今回の短期視察をきっかけに、仕事ではより広い視野で物事や仕組みを考え、また英語力向上に励んでいきたいと考えています。そして、休暇では海外旅行へ行き新しい経験を増やしていきたいと思います。

 今回の参加にあたり、年齢も在住も職業も違う皆さんでしたが、1週間という同じ時間を過ごした中で絆も生まれ、写真でもわかるように笑顔溢れる最高のメンバーだったと感じています。高い目標や向上心のある皆さんに出会い、多くの刺激を受けました。勇気を出して参加した事、本当に良かったと思います。 

 最後に、今回のニューヨーク短期視察にあたり、原哲明様、原秀子様、髙野京子様、原茉莉江様、また勤労青少年協会ご関係者の皆様よりご支援を頂き参加できた事、感謝申し上げます。今回の貴重な経験や出会いを大切にし、多様に変わりゆく現代の中で社会に貢献できる人となれるよう自分を磨いていきます。

酒匂 桜世

ニューヨーク視察

 この度、一般財団法人勤労青少年協会主催の海外派遣事業「ニューヨーク視察」に参加させていただきました、酒匂桜世と申します。現在大学四年生で経済学を専攻しております。この度は、1週間という貴重な時間の中で、普段の生活では得ることのできない多くの経験をさせていただき、本当にありがとうございました。今回の視察で、特に記憶に残った訪問先を二つご紹介します。

 一つ目は、伊藤忠インターナショナル会社への訪問です。実際にニューヨークで働かれている方々からお話を伺い、さまざまな国や地域から人や企業が集まり、日々変化し続けるニューヨークという場所で働くことについて知ることができました。日本とは異なる文化や価値観の中で、自分の考えを伝えるだけではなく、相手の文化や背景を理解し、尊重する姿勢が必要なのだと学びました。これは、今回が初めての海外だった私自身が、ニューヨークで実際にさまざまな文化に触れたことで、より強く実感できたことでもあります。また、社会情勢や経済状況などによって環境が大きく変化する中で、その時々の状況を捉えながら仕事をされている姿も印象に残りました。来年から社会人になる私にとって、目の前の仕事だけを見るのではなく、社会で起きていることや周囲の変化にも目を向け、広い視野を持って考えることの大切さを学ぶ機会となりました。

 二つ目は、9.11メモリアルへの訪問です。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の当時、私はまだ生まれていませんでした。そのため、これまでニュースや歴史上の出来事として知っていた事件ではありましたが、実際にその場所を訪れることで、初めてその出来事を自分自身の目で感じることができました。9.11メモリアルには、事件で亡くなられた方々の名前が刻まれており、その中には日本人の名前もありました。現地では、犠牲になられた方の名前の前に花を添えている方や、亡くなられたご親族の名前の前で写真を撮っている方の姿も見かけました。その光景を目にし、ここで起きた出来事が、決して遠い国で起きた過去の出来事ではなく、多くの人にとって今も大切な人を失った記憶として残り続けているのだと感じました。実際に名前が刻まれている場所を目の前にすると、一人ひとりにそれぞれの人生があり、その一人ひとりに家族や大切な人がいたのだということを改めて考えさせられました。初めて海外を訪れた私にとって、ニューヨークの華やかな街並みだけではなく、このような歴史や人々の思いに触れることができたことは、とても大きな経験でした。そして私は広島県出身であり、幼い頃から平和について考える機会が多くありました。広島で生まれ育った自分だからこそ、今回9.11メモリアルを訪れた経験を通して、平和についてより深く考えなければならないと感じました。広島とニューヨークでは起きた出来事や背景は異なりますが、多くの尊い命が失われ、その後も残された家族や大切な人の心に深い傷を残しているという点では、共通する部分があるのではないかと思います。現在も世界では、国や民族、宗教などの違いから対立や争いが続いています。今回、9.11メモリアルを実際に訪れたことで、平和は決して当たり前に存在するものではなく、一人ひとりが考え、守っていかなければならないものなのだと改めて感じました。

 今回のニューヨーク視察は、私にとって初めての海外渡航でした。参加したメンバーの中で海外へ行くこと自体が初めてだったのは私だけで、空港へ行くこと、飛行機に乗ること、海外の街を歩くこと、英語で人と話すこと、現地の食事をすることなど、見るもの、聞くもの、感じるもののすべてが新鮮でした。これまでテレビやインターネットなどでしか見たことのなかったニューヨークの街を実際に自分の目で見て、現地の空気を感じ、さまざまな人が行き交う街を歩く中で、「実際に自分で見て、感じること」の大切さを強く実感しました。周りの方にとっては何気ないことでも、私にとっては一つ一つが初めての経験であり、毎日が新しい発見の連続でした。もちろん、初めての海外ということで、出発前には楽しみな気持ちだけでなく、不安もありました。英語が十分に話せない中で現地の人とコミュニケーションを取れるのか、無事に行動できるのかという心配もありました。しかし、実際に現地へ行ってみると、完璧な英語が話せなくても、自分の知っている言葉を使って伝えようとすることで、思っていた以上にコミュニケーションを取ることができました。

 今回の経験を通して、知らないことを恐れるのではなく、まず自分で経験してみることの大切さも学びました。初めてだからこそ、普段なら気に留めないようなことにも興味を持つことができ、「日本とは違う」という発見を楽しむことができました。この感覚は、これから新しいことに挑戦していく上でも大切にしていきたいと思います。また、今回のニューヨーク視察では、海外での経験だけでなく、「人との出会い」の大切さも強く感じました。参加者の多くが社会人として働かれている方々であり、それぞれ異なる仕事や経験をされている中で、日々の仕事に対する考え方やこれまでの経験、これからの目標など、さまざまなお話を聞かせていただきました。普段の学生生活だけでは出会うことのできなかった方々と1週間を共に過ごしたことで、自分自身の将来について考えるきっかけにもなりました。私は来年から社会人になります。今回出会った皆さんの姿を見て、社会人として働くということは、ただ仕事をこなすだけではなく、さまざまな人と関わりながら経験を積み、自分自身を成長させていくことなのだと感じました。仕事に対する姿勢や考え方など、皆さんから学ばせていただいたことを、これから社会人として歩んでいく中で活かしていきたいと思います。

 そして、今回このニューヨーク視察に参加することができたのも、親戚の方がこの機会をつないでくださったことがきっかけでした。もしこのご縁がなければ、初めて海外へ行くことも、今回出会った皆さんと1週間を過ごすことも、ニューヨークでこれほど多くの経験をすることもなかったと思います。そう考えると、今回の1週間は、一つひとつのご縁がつながって生まれたものだったのだと感じています。今回の視察に参加できたこと、素晴らしい方々と出会えたこと、そして初めての海外という貴重な経験ができたこと、そのすべてに感謝しています。

 今回の視察で得た経験はもちろん、ここで出会えた皆さんとのご縁も、これから先ずっと大切にしていきたいと思います。今回いただいたご縁を一度きりのものにするのではなく、これからも自分自身が成長し、いつか自分も誰かに良い影響を与えられるような人になりたいです。

 初めての海外、初めて見る景色、初めての経験、そして初めて出会う人たち。今回の1週間は、私にとって「初めて」が詰まった、忘れられない時間となりました。来年からは社会人として新たな一歩を踏み出します。今回のニューヨークで得た経験や、そこで出会った皆さんからいただいた刺激を胸に、これからも好奇心と挑戦する気持ちを忘れず、一歩ずつ成長していきたいと思います。そして、この素晴らしいご縁を大切にしながら、一人の社会人として、そして一人の人間として、社会へ羽ばたいていきたいと思います。

 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった勤労青少年協会関係者の皆様、そして今回の参加へとつないでくださった親戚の方をはじめ、1週間を共に過ごしてくださった参加者の皆様に、心より感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。  

小久保 利巧

ニューヨーク研修に参加して

 この度、令和8年度海外派遣事業に参加させていただきました。ニューヨークでの5日間では、毎日さまざまなアクティビティに参加し、普段の観光では決して経験できないことを数多く経験することができました。本研修を通してたくさんの方々と知り合えたことは、私にとって一生の財産になったと感じています。

高校時代にドイツへ交換留学をした経験もあり、以前から海外への興味関心がありました。今回のニューヨーク研修では、新たな国の生活や文化、歴史、キャリアなど幅広いテーマを学ぶことができると考え、心を躍らせて参加しました。

 一つ目に印象に残ったのは、自らチャンスを掴み取り、自分自身の力でキャリアを築いていくアメリカで働く方々のパッションと、自身のキャリアへのオーナーシップです。

 研修で訪問した Itochu International Inc. では、社員の方々と交流する機会をいただきました。アメリカでビジネスを行う上では、人とのつながりが非常に重要であると学びました。会議の前後に交わされるスモールトークでの親睦から新たな仕事につながることがあること、スモールトークそのものの重要性、話題として避けるべきタブー、そしてアメリカ文化特有の「空気の読み方」の難しさについても知ることができました。
プライベートなつながりから仕事のチャンスが生まれることもあり、さらにそのチャンスを自ら創出していくことでキャリアを切り開いていく姿勢に、深く感心させられました。私自身も来年から社会人となるため、自分のキャリアにしっかりとオーナーシップを持ち、能動的に行動しながら描きたいキャリアを実現していきたいと思います。今回の研修で出会った、ニューヨークで働く日本人の方々の情熱の高さにも触れ、日本国内にとどまらず世界規模で活躍し、少しでも大きな影響を与えられる人材になりたいと強く感じました。 

 二つ目に印象に残ったのは、ブロードウェイでのミュージカル『アラジン』の観劇です。もともとミュージカル鑑賞が好きだったこともあり、本場ブロードウェイでの観劇はとても楽しみにしていたプログラムの一つでした。 
舞台上で作品の世界観を作り上げるさまざまな仕掛けや、キャストの歌声と演技、そしてオーケストラの迫力ある演奏に圧倒され、心から感動しました。日本では劇団四季のミュージカルを何度か観たことがありましたが、英語での観劇は今回が初めてで、英語を聞き取りながら内容を理解していく経験もまた新鮮なものでした。公演後にはバックステージへ案内していただき、数分前まで客席から眺めていた小道具や仕掛けを間近で見ることができ、大変興奮しました。舞台自体は思っていたよりもコンパクトな印象でしたが、客席から見るとそれを感じさせないダイナミックな演出になっており、その工夫に驚かされました。

 もう一つ驚いたのは、キャストの皆さんがとてもカジュアルで気さくだったことです。帰り際にジャスミン役とジーニー役のキャストの方に偶然お会いし、一緒に写真を撮っていただいたりサインをいただいたりしましたが、その後は皆さん颯爽と電車で帰宅したり、自転車に乗って帰っていったりしていました。30分前までブロードウェイの舞台に立っていたスターたちが、とてもラフに帰路につく姿にとても驚かされました。

 今回の研修では、原様、髙野様をはじめ、多くの方々の大切なご縁によってこのような貴重な経験をさせていただけたのだと強く感じています。また、今回ご一緒させていただいた5名のメンバーにも恵まれ、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ皆さんから多くの刺激を受けられたことを、心から嬉しく思います。このニューヨーク研修で結ばれたすべてのご縁を大切にしながら、これからさらに成長していきたいと思います。 

 このような機会を与えてくださった原哲明様、原秀子様、髙野京子様、勤労青少年協会の皆様、そして関わってくださった全ての方に感謝しています。ありがとうございました。

坪田 圭一郎

ニューヨークでの海外研修を通して得た学び

 この度は海外研修に参加させていただき、誠にありがとうございました。

 私にとって初めての渡米であり、ニューヨークという街を肌で感じられたことは、今後のキャリアや人生において  非常に大きな糧となりました。学びと発見に満ちた1週間となり、心より感謝申し上げます。

 研修での多くの経験の中から、特に印象深かった3つのトピックスについてご報告いたします。

  1. 実生活で感じた物価高と街のリアルなギャップ
     渡航直前に為替介入が入ったものの、路上でペットボトルの水を1本購入するだけで$4(約640円)ほどかかり、円安と物価高のダブルパンチを実感する場面が多くありました。
     また、渡米前は「最新鋭で華やかな都市」というイメージを抱いていましたが、地下鉄の駅構内にはエアコンがなく非常に蒸し暑いことや、長年運用されている古い車両が現役で走っている点、道路の舗装状態など、思い描いていたイメージとのギャップに驚かされました。
    一方で、映画『ホーム・アローン』の舞台であるセントラルパークやプラザホテル、美しいメトロポリタン美術館など魅力的なスポットも多く、多面的なニューヨークの真の姿を知る貴重な経験となりました。
  2. 伊藤忠インターナショナル会社様へのご訪問と現地の労働環境
     単なる観光では味わうことができない、本研修ならではの最も貴重なプログラムであったと感じております。
     現地のオフィスにお伺いし、駐在・現地採用の社員の皆様から業務内容やリアルな生活について直接お話を伺うことができました。私自身、普段人材関連の業務に携わっていることもあり、現地の雇用事情や給与水準、ビジネスモデルについて質問させていただきました。
     日本の労働環境とは大きく異なり、給料の高さに驚かされた反面、雇用保障のあり方や人材獲得の難しさなど、文化や経済構造の違いを実感いたしました。現地の最前線で活躍される方々のワークスタイルに触れ、「将来は自分も海外駐在員として挑戦したい」という強い目標が芽生えました。
  3. ブロードウェイ・ミュージカル『アラジン』の観賞
     私は入社後、本業の傍ら太鼓の活動にも取り組んでおり、日頃からステージや公演に携わる機会があります。そのため、本場のミュージカル観賞を非常に楽しみにしておりました。
     実際に観賞して最も感銘を受けたのは、作品の完成度の高さと会場全体の一体感です。キャスト陣の演技・歌唱・ダンスの精度はもちろん、細部の動作や舞台転換に至るまで隙のない構成に圧倒されました。また、日本とは異なり観客からの大きな歓声や指笛が飛び交うなど、演者と観客が共に空間を作り上げる熱量に、舞台芸術が届ける感動の大きさを再認識いたしました。
     私自身も舞台に立つ一表現者として、観客の皆様に驚きと感動を届けられるよう、日々の練習にプロ意識を持って取り組んでいく決意を固めました。

おわりに
 今回の研修を通じて多くの学びを得たとともに、今後の人生において「海外と深く関わり、グローバルに活躍できる人材になりたい」という明確な軸を得ることができました。まずは将来の海外駐在という目標に向け、具体的な計画を立てて準備を進めてまいります。

 また、ご一緒に参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 様々な職業や出身のメンバーが集い、色々とお話していく中で多くの気付きを得ることができました。
私が途中で体調を崩してしまった際もさりげない気づかいをいただき、助けられました。
次回お会いできる機会を心待ちにしております。

 末筆ではございますが、現地で温かくご引率いただいた高野理事、素晴らしい研修を企画・ご準備くださった原哲明理事長、原秀子様、そして手厚くサポートいただいた原茉莉江様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

江本 直紀

 この度は、ニューヨーク視察に参加させていただき、誠にありがとうございました。1週間の視察は毎日が刺激的で、非常に濃密な経験となりました。

 街を歩くだけでも、ニューヨークの歴史と芸術を感じる街並み、マンハッタンのビル群、タイムズスクエアの圧倒的なネオンの輝きなど、映画で見るような景色に心を動かされました。しかし、今回の研修では通常の旅行では得られない体験が数多くあり、それが何よりの思い出となりました。

 特に印象に残った出来事が2つあります。

 1つ目は、伊藤忠インターナショナル会社および日本国総領事館を訪問した際のお話です。両者に共通して語られていたのは、「アメリカという巨大な労働市場では、優秀な人材を確保するためには相応の報酬を提示する必要がある」という点でした。そのため、駐在員よりも現地スタッフの給与が高くなることもあり、それは当然のことだというお話が非常に印象的でした。

 私は現在、企業の労務管理に関わる仕事をしており、日々企業の担当者と話す機会があります。近年、年功序列から能力主義へと移行する動きは耳にしますが、正規職員より高い給与で人材を雇用するという考えを実際に体現している企業に出会ったことはなく、大きな衝撃を受けました。スキルのある人材が高く評価されることで、個人がスキルアップに励む好循環が生まれ、それがニューヨークという世界経済の中心地を支えているのだと強く感じました。 

 2つ目は、ブロードウェイでミュージカル「アラジン」を鑑賞したことです。英語が得意ではないため内容を聞き取れない部分も多々ありましたが、引率いただいた高野様の補足のおかげで十分に楽しむことができました。
 私はアーティストのコンサートに行くことが趣味で、本場ブロードウェイの舞台を観ることを楽しみにしていました。会場の装飾は細部まで凝られており、ショーが始まる前から胸が高鳴りました。実際の舞台は、煌びやかな衣装や華やかな演出が圧巻で、そのパワーにとても感動しました。
 さらに、高野様のご友人のご厚意で舞台裏に立ち入らせていただき、演者側から客席を眺めるという貴重な体験もさせていただきました。舞台側から見た客席の景色は、一生忘れられないものとなりました。

 このほかにも、エリスアイランド移民博物館、メトロポリタン美術館、国連本部の見学、郊外でコミュニティファームを運営されている方のお話など、歴史・文化・ビジネス・芸術・暮らしといった多様な側面からニューヨークを体験することができ、非常に貴重な学びとなりました。
 また、ディナーの場などでは高野様の現地のご友人の方々とお話しする機会をいただきましたが、皆様が自分の考えを堂々と語られる姿が印象的で、大きな刺激を受けました。

 今回の研修を通じて、英語力をさらに磨くことはもちろん、日々スキルアップに努め、よりアクティブに様々なことへ挑戦し、視野を広げ、社会そして世界に貢献できる人材となれるよう努力していきたいと強く思いました。

 最後に、このような貴重な機会を授けてくださった原哲明様、原秀子様、原茉莉江様、高野京子様、勤労青少年協会の皆様、そして共に研修を過ごしたメンバーの皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

日野 円香

 この度、令和8年度ニューヨーク視察に参加させていただきました、日野円香と申します。

 このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。以下に、6日間にわたる多様なプログラムの中で、特に印象に残ったことを3つご紹介します。

 1つ目は、キャロルさんのコミュニティファームへの訪問です。

 農場の復興を始めた日から10年をかけ、集まったボランティアの方々や寄付を通じて設立された教育施設を訪問しました。実際に足を踏み入れると、そこは多くの人の温かさに包まれており、思わず涙が込み上げてきました。

 たまたまお会いした野菜を育てている方の「畑作業が好きだからね!」という言葉と、その笑顔は今でも忘れられません。

 この訪問をきっかけに、私はコミュニティ開発という分野に興味を持つようになりました。そして、誰かのために自分自身を高め、社会に貢献できる人になりたいと強く思いました。

 2つ目は、伊藤忠インターナショナル会社を訪問した際のスモールトークです。

 プレゼンテーション終了後、社員の皆様とお話しする機会がありました。その中で、目標がはっきりと定まっていない時期であっても、今、自分の目の前にあることを精一杯頑張ること、そして人との縁を大切にすることが大切だと学びました。

 3つ目は、メトロポリタン美術館で参加したガイドツアーです。

 日本語ツアーに参加した際、特に印象に残った言葉があります。それは、「絵画を見るときは、説明を読みながら次々に作品を見るよりも、一つの絵をじっくりと見ることで、画家が込めた遊び心や歴史、技法などが見えてくる」という言葉です。

 帰国後、家族に自分が面白いと感じた作品について説明できた時、初めて「美術作品を鑑賞できた」と感じました。

 そして、今回の視察では、プログラムそのものだけでなく、共に参加したメンバーとの交流を通して、多くの刺激を受けました。

 街中のアートが何を示しているのかをみんなで考えたり、自由の女神を双眼鏡で眺めながら意見を交わしたり、それぞれが行きたい場所を訪れることで、一人では出会えなかったお店や景色に出会えたりと、グループならではのかけがえのない日々を過ごすことができました。

 今回の視察を通して、大切な同期ができたことも、私にとって大きな喜びです。

 最後に、今回のニューヨーク短期視察にあたり、原哲明様、原秀子様、髙野京子様、原茉莉江様には出発前から現地での1週間を通して、大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

 また、勤労青少年協会のご関係者の皆様には、このような貴重な機会をご支援いただき、今回参加できたことに深く感謝申し上げます。

 今回の研修で得た刺激と学びを糧に、これからも精進してまいります。そしていつか、誰かにとって新たな一歩を踏み出すきっかけをつくることができる人になれるよう、努力していきたいと思います。

 この度は、本当にありがとうございました。